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帝王切開〜赤ちゃん誕生|入院・出産レポ

帝王切開〜赤ちゃん誕生

緊急帝王切開|15:45、赤ちゃんが誕生

帝王切開が決まってからその日の15時45分に赤ちゃんが誕生しました。

陣痛に耐えながら迎えた出産当日。

最終的に経腟分娩ではなく、帝王切開で赤ちゃんを出産することになりました。

「できれば自分で産みたい」と思っていた私にとって、予定していた出産とはまったく違う展開でした。

それでも、手術室でたくさんの医療スタッフに支えてもらい、15時45分、無事に3,190gの女の子が誕生しました。

ここからは、緊急帝王切開が決まってから赤ちゃんが生まれるまでの様子を、実際の体験をもとに詳しくレポートします。

入院決定までの記録はこちら↓

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入院〜誘発分娩、帝王切開決定までの記録はこちら↓

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手術室へ移動

結論からいうと、帝王切開が決まってから手術室へ向かうまでは、思っていたよりも落ち着いて過ごすことができました。

もちろん不安はありましたが、主治医や看護師さんが一つひとつ説明してくれたこと、そして何より夫がそばにいてくれたことが大きかったです。

手術が決まったあとは、まず手術に向けた準備が始まりました。

手術前の準備

9時ごろには採血、点滴、レントゲン、心電図検査を行い、手術着に着替えました。

その後は手術までしばらく時間があり、13時ごろには、待ちに待った夫が病棟に来てくれました。

前日の入院からずっと一人で頑張っていたので、夫の顔を見た瞬間はやっぱり安心しました。

途中で主治医の先生も来てくれて、改めて手術について説明を受けました。

そして、手術する場所を確認するためのマーキングも行いました。

「本当に帝王切開するんだ……」

この頃になって、改めて実感が湧いてきたように思います。

そして15時。

いよいよ手術室へ向かう時間になりました。

出棟ギリギリまで、陣痛に苦しみながら夫とくっついて過ごしていました。

陣痛がくるたびに頭を撫でてくれたり、腰をさすってくれたり。

それだけでも本当に助かりました。

急に帝王切開になってしまったことについて、夫は、

「これ以上レナが辛いのは俺も辛いから」

と言ってくれました。

その言葉が本当に嬉しかったです。

そして、いよいよ手術室へ。

麻酔導入

帝王切開では、下半身の痛みを感じにくくするために麻酔を使います。

今回は硬膜外麻酔と脊髄くも膜下麻酔を使用しました。

どちらも背中から入れる麻酔です。

まず、麻酔の針を刺す前に局所麻酔をしました。

これは思っていたより大丈夫で、感覚としては鍼灸で針を刺してもらったときに近かったです。

ただ、その後に実際の麻酔が入ってくると、

「何かが入ってきている……」

という感覚があって、なんともいえず気持ち悪かったです。

痛みというより、今まで経験したことのない感覚に少し緊張しました。

それでも、手術室の看護師さんが

「今から○○しますね」

「次はこうしてください」

と、一つひとつ説明してくれたので、とても安心できました。

手術室という普段とはまったく違う場所にいても、何をされるのかわからない状態ではなく、「次に何をするのか」がわかるだけで、こんなにも安心できるんだなと実感しました。

患者側になって初めて、**「声かけって本当に大事なんだな」**と身をもって感じました。

手術室の先生方も優しく、全体的に和やかな雰囲気の中で手術が進んでいきました。

帝王切開の手術中に感じたこと

今回、実際に患者になってみて一番強く感じたのは、「患者にとって、説明してもらえることがこんなに安心につながるんだ」ということです。

私は看護師として8年間働いています。

これまで何度も、手術を受ける患者さんを病棟から手術室へ送り出してきました。

手術室の看護師さんに申し送りをして、最後に患者さんへ、

「いってらっしゃい」

と声をかける。

そんな自分が、まさか患者側になるとは思っていませんでした。

だからこそ、今回の経験で初めて患者さんの気持ちが少しわかったような気がします。

術前には主治医から説明を受けていましたし、手術室へ向かうときも先生が車椅子を押してくれながら、手術について説明してくれました。

それでも、いざ手術台に横になると、周りにはたくさんの医療スタッフ。

自分では何をすることもできず、

「まな板の鯉って、こういうことか……」

と思いました😂

「腰を浮かせてください」

「こちらを向いてください」

など、その場で言われたことを一つひとつやっていくのですが、患者側になると、それだけでも結構緊張します。

手術室の看護師さんのおかげで不安が和らいだ

そんな中で、手術室の看護師さんが、

「今からこれをしますね」

「次はこうしてください」

と、その都度説明してくれました。

これが本当にありがたかったです。

何をされるのかわからないまま進んでいくのと、

「今からこれをします」

と説明してもらってから進むのでは、安心感が全然違います。

今回、自分自身が患者になったことで、看護師による声かけの大切さを改めて実感しました。

「説明する」というのは、単に情報を伝えるだけではなく、患者さんの不安を減らすことにもつながるんだなと思います。

私も仕事に復帰したら、患者さんが「今から何をされるんだろう」と不安にならないように、今まで以上に一つひとつ丁寧に説明していきたいと思いました。

チーム医療ってすごい!

そして、もう一つ強く感じたのが、

医療従事者の連携って本当にすごい!

ということ。

医師、麻酔科の先生、看護師、手術室のスタッフなど、それぞれが自分の役割を持っていて、それを連携しながら一つの手術を進めていきます。

患者として手術を受けてみて、

「チーム医療って本当にすごいな……!」

と改めて感じました。

普段は自分もそのチームの一員として働いていますが、患者側から見ることで、また違った視点を持つことができたと思います。

15:45、3,190gの女の子が誕生

そして、ついに。

15時45分。

私のお腹から、3,190g、50cmの女の子が誕生しました。

この瞬間は、今でも忘れられません。

赤ちゃんが取り出された瞬間、元気な

「うぎゃーーー!」

という泣き声が聞こえました。

その声を聞いた瞬間、

「生まれたんだ……」

と、涙が出ました。

「本当に生まれたんだ。」

何度もそう思いました。

それまでずっとお腹の中にいた赤ちゃんが、今、自分の外にいる。

頭ではわかっていたはずなのに、実際に産声を聞くと、その現実が一気に押し寄せてきました。

初めて顔を見たときは、目を閉じていたので目元まではよく見えませんでした。

でも、

「ちゃんと人間の赤ちゃんの顔をしてる……!」

と感動しました。

あまりにも一瞬の出来事だったので、

「パパ似かな?」

「ママ似かな?」

なんて考える余裕はまったくありませんでした。

ただただ、

「赤ちゃんがいる……!」

という気持ちでした。

そして、最初に思ったのは、

「思ったより大きい!」

でした😂

自分が手術台に横になっているから余計にそう見えたのかもしれませんが、しっかり髪の毛も生えていて、

「こんなに大きな赤ちゃんが、本当にこのお腹の中に入っていたんだ……」

と不思議な気持ちになりました。

嬉しいはずの出産なのに同時に悲しい気持ちに。

ただ、この感動と同時に、少し悲しい気持ちもありました。

もともとは経腟分娩を予定していて、夫にも立ち会ってもらう予定でした。

出産動画も撮ってもらうつもりでした。

そして、赤ちゃんの産声を夫も一緒に聞くはずでした。

でも、帝王切開になったことで、それができませんでした。

私は産声を聞くことができた。

でも、夫には聞かせてあげられなかった。

「この瞬間の感動を一緒に味わいたかったな」

と思うと、申し訳ない気持ちと悲しい気持ちが入り混じりました。

帝王切開後の面会だったため、赤ちゃんと夫が初めて対面する瞬間を、私は直接見ることができませんでした。

でも、あとから夫に聞くと、

「すごくかわいかった」

と、ニコニコしながら話してくれました。

それを聞いて、とても嬉しかったです。

そして何より嬉しかったのが、夫がまず私のことを心配してくれたこと。

ベッドで横になっている私の手を握って、

「ありがとう」

と言ってくれました。

その言葉を聞いたとき、

「頑張ってよかったな」

と心から思いました。

帝王切開となり予定していた出産とは違ったけれど

今回の出産は、最初に思い描いていたものとはまったく違うものになりました。

それでも今は、「これでよかったんだ」と思えています。

もともと私は身長145cmと小柄なこともあり、経腟分娩は難しいのではないかとずっと思っていました。

ところが妊娠中に骨盤のレントゲンを撮り、

「経腟分娩できそうですね」

と言ってもらえたことで、少しずつ経腟分娩への希望が大きくなっていきました。

それからは、いろいろな人の出産レポートを読んだり、夫と「陣痛がきたらどうする?」と話し合ったり。

「こういうときはこうしてね」

「腰をさすってね」

など、二人でたくさん準備してきました。

だからこそ、最終的に帝王切開になったことは、やっぱり残念でした。

特に、出産動画を撮れなかったことや、夫に産声を聞かせてあげられなかったことは、私の中で心残りとして残っています。

夫にも、

「産声を聞かせてあげられなくてごめんね」

と謝りました。

でも夫は、

「全然気にしてないよ。それより母子ともに健康でいてくれたことが嬉しい」

と言ってくれました。

その言葉には本当に救われました。

どんなお産でも結果が良ければ全て良し!

帝王切開の傷は、産後もしばらく痛みました。

でも、それ以上に、

「赤ちゃんが無事に生まれてきてくれた」

ということが幸せでした。

そして夫も、毎日ニコニコ、デレデレしながら娘のお世話をしてくれています。

経腟分娩を目指して頑張ったけれど、最後は帝王切開。

思い描いていた出産とは違いました。

それでも、出産を終えた今、一番大切だったのは**「赤ちゃんが無事に生まれてくること」**だったんだと改めて思います。

出産方法がどうであっても、赤ちゃんが元気に生まれてきてくれたこと。

そして、私自身も無事に出産を終えられたこと。

それだけで十分幸せです。

私にとってこの帝王切開は、決して「思い通りにならなかった出産」だけではなく、夫婦で一緒に乗り越えた、大切な出産の思い出になりました。

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